〈解説文は全て独自で書いております。私見の為、無断使用はご遠慮下さい。〉
①「時間をとめて待っていて1」
　★1997年初版発行。
②「時間をとめて待っていて2」
　★1997年初版発行。
③「時間をとめて待っていて3」
　★1997年初版発行。
④「春を待つころ」
　★2000年初版発行。
⑤「銀色絵本」
　★2000年初版発行。
⑥「天使たちの進化論」
　★2001年初版発行。

〈以下、全冊共通の状態説明です。〉
★全冊紙カバー付き。
★カバー＝表面に保管上のスレ傷汚れ有。
　　　　　天地にヨレ傷有。
★本体＝三方に経年ヤケ、シミ汚れ有。紙面に
　　　　経年の黄変有。

★★上記以外、本文内目立つシミ汚れ等無く、製本は堅牢でご愛読に支障は御座いません。然し乍ら、24年以上経過の品です。経年のヤケ汚れ等気になる方はお避け下さい。

　ひかわ氏の描く女子は等身大です。普通の家庭の日本人女子が日本の高校に通っての物語。

　ドジでオドオドしていて、さして取り柄が無さそうなヒロインが、でもその良さを分かってくれている頼りになる彼氏が居て、と言うこれまた身近な憧れの設定。

　春を待つころの藤臣君は、無愛想、無口、喧嘩は強い。彼女を大切にして、困った時は必ず助けてくれる硬派な彼氏です。これは、時間をとめてのダグラスにも通じるカッコ良さ。

　つくづく、少女達がそういう男子を好んだのか、ひかわきょうこ氏の好みがこのタイプだったのか。

　長年大切にしてきましたが、ハタと、私はこの男のタイプは嫌いだ！と気づいてしまったこの頃。言わないと伝わらないし、いう時はなるべく優しくデリカシーある言葉で、と思ってしまったのです。

　お前呼ばわりも、命令形の口調も、小僧、いつからそんなに偉くなったのさ？と言い返したくなってしまう。まあ、関白宣言という曲が流行った時代のものだからでしょうか。

　清水玲子氏は、美しいAIアンドロイドの心の葛藤や、恋の物語。ジャックは理想のタイプですが、エレナはダメですねえ。

　状態は、上記★書きと、画像よりご判断下さい。

古書にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。