加賀の代表する郷土玩具、加賀八幡起き上がりと加賀獅子頭のセットになります！
男女のお子様にも、ご自身のためにも、縁起の良い飾り物としていかがでしょうか(o^∀^o)

お品ものの特性による穴は開いておりますが、傷みはあまりないかと思われます。

●加賀八幡起上りの由来
昔加賀に一国一社の八幡宮が鎮座していた頃、その社前に住む有徳な翁が八幡さん(祭神応神天皇)のお生まれの時、真紅の綿で包んだという産着姿になぞらえて、子供たちのためにこの「加賀八幡起上り」を作り与えて育成と多幸とを祈ったことに起るという。
加賀百万石の三代藩主前田利常公、五代綱紀公の積極的な工芸振興策によって藩に細工所を設け当時の京で技術の伝習と改良が加えられた。
加賀八幡起上りが文献によると寛政年間正月の初売りの景物に使われたことを記し、それをタンスにしまっておけば女性、子どもの衣装が増えるという伝えがあるともあわせ載せている。
この由緒により古くからこの地方では誕生に産児の健康を祝い、婚礼に新夫婦の新生の首途を祝い加賀八幡起上りを贈ることが慣わしとなり、たまに「起き上がり」という縁起の良い言葉にちなみ、新年や節句の進物に病気災厄などの再起見舞いにも用いられている。

●加賀獅子頭の由来
わが国では昔田畑を荒らすこの「しし」を退治する動作を神前で演じたことが、獅子舞の起こりとなったのである。
加賀の名物獅子頭は、天正十一年(西暦1583年)に前田利家公が入国の際獅子舞を御賞覧になったのが始まりで、歴代の藩主もまたこれが奨励につとめられたため、武士・庶民の区別なく一般に普及してついに玩具となり、その特異な威容によって、男子出生の場合には魔除け、厄払いとして必ず座右に飾られたのみならず、獅子頭にちなみ立身出世の象徴としても愛玩せられるに至ったのである。