①「変な家 文庫版」
雨穴
定価: ￥ 770（税込）
（私の感想）
●「変な間取り」を考察し、設計者の隠れた意図を読み取るところから始まります。この考察を後追いするかのような事件が発生。更なる「間取り」考察が展開され、真相に迫ります。そして後半は、打って変わって、ある一族の血縁の因縁や因習を軸とした（横溝正史モノのような）陰惨な話に移行。
●全体の印象としては、机上での「間取り推理」で真相に迫る展開は、新鮮で面白かったです。

#雨穴 #本 #日本文学／小説・物語

②殺人方程式 切断された死体の問題」
綾辻 行人
定価: ￥ 924（税込）
（私の感想）
●新興宗教の教主の礫死体が発見され、その後、連続殺人事件に発展。捜査を進める刑事とその兄が真相に迫り、あまりにも意外な犯人に辿り着くというお話。
●伏線が全体的に張り巡らされていて、うまく回収できれば、犯人に辿り着くという趣向ですが、呆気に取られるだけで、全く太刀打ちできないまま読了。
●とにかく、子供の頃、親しんだ謎解きものの大人版という感じで、楽しかったです。

③「どんどん橋、落ちた」
綾辻 行人
定価: ￥ 968（税込）
（私の感想）
●犯人当て5編から構成された短編集。
●問題編と解答編に分かれ、全てのヒントは問題編にあり、したがって、丁寧に読み解けば犯人に行き着くという仕掛け。楽しく読むことができました。
●私は、何となくそうかなぁと思う話もありましたが、理詰めでは説明できずに全敗。内容としては、第五話（意外な犯人）が最も面白かったです。

#綾辻行人 #綾辻_行人 #本 #日本文学／小説・物語

綺麗に読んでいますので、目立った汚れ等はありませんが、中古品ですので、その点理解いただける方にお譲りします。家族に喫煙者はいません。ペットも飼っていません。