FERNANDES フェルナンデス
GC-40 （1972年）

フェルナンデスは最近廃業になってしまったエレキギターメーカーですが、1969年創業当時はクラシックギターに力を入れていました。
下位モデルは鈴木バイオリン、中位モデルは高峰等の楽器製作所、上位モデルは一柳工房に依頼したものをGC（グランドコンサート）シリーズとして展開していました。

出品のものは1972年の4万円モデルで、最上位の一柳工房品に次ぐ中上位モデルです。

トップは上質なシダー単板、サイドバックはローズウッド合板のようで（サイドは割れ止めが施してあります）、個人製作家のエントリーモデルに近いスペックです。

製作は高峰楽器の可能性がありますが、当時の既存品にはないモデルで、ネック形状等から一柳工房の監修が入っているかも知れません。

状態は、トップは板割れはありませんが、塗膜が薄いこともあり全体的に塗装のヘアクラックや弾きキズがあります。サイドバックは目立ったキズはないようです。
ペグはボタン割れがあったため既製ボタンに交換して接着剤固定してあります（はめ込み時の噛み合わせ形状もほぼ一致していますが、固定と少しのあそび埋めに接着剤使用。チューニングも問題なく行えています）。

鳴りも良く一般的な杉単板品より透明感のある印象を受けるトップ単板品としては高スペックな
フェルナンデス　GC-40 （1972年）
をどうぞよろしくお願いします。

弦長 : 658mm
弦高 :12フレット　6弦3.8mm 1弦3.1mm
ネック :やや順反り

ギターのみの出品でプチプチ、段ボール等で包装して発送予定です。