アメリカの木製の活字ブロック-2

19世紀から20世紀初頭にかけて製造されたものだと思います。

これらのブロックは手作業で彫られることが多く、職人技が求められました。2000年のN.Y.で手に入れました。また、ケースには「Plate No. Case」とのラベルが貼られており、これが活字ブロックを収めるための専用のケースです。



これらのブロックは、レタープレス印刷に使用されていました。レタープレスは、インクをつけたブロックを紙に押し当てることで印刷する技術で、主にポスターや新聞、書籍の印刷に使用されました。

各ブロックは木製で、文字や数字、記号が彫られており、経年による風化やインクの跡が見られます。また表面の透明テープが付いている物等に関しては字を集めた時の名残で油等でベタつきは取れます。また鮮やかなインクがまだ付いている物はTSUKINEKOという会社のカラフルスタンピングです。



今回出品する木製活字ブロックは、通常の使用による経年変化はあるものの、非常に良好な状態を保っている方がと思います。日本では非常に希少です。



ケース全体を保護するために、タイポグラフィブロックの上から緩衝材を敷き詰めます。これにより、ケース内での活字ブロックの動きを防ぎます。さらに、ケース全体を厚手の紙やバブルラップで丁寧に包みます。

ケースの蓋や側面にも保護材を追加することで、運搬中のケースの開閉や揺れによる活字ブロックのずれを防ぎます。このまま保管します。経年劣化による汚れ、痛み、傷があります。



補完ですが、購入していただくまで、キチンと最後の写真のように。中にタイポグラフィブロック達を今まで通りの配列と個数で保存していますので安心して購入して下さい。

なお下の仲間の木製活字ブロック等を見ていただければと思います。

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