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こちらはフランスのクリスタルの最高峰であるオールド・バカラ（BACCARAT）が蛇と昆虫をモチーフに作製した、ブロンズ装飾フロスト加工花瓶(壺/一輪挿し/花器/フラワーベース)です。



1878年頃。



当時は未知の国であった日本特有の芸術を体現した、美しいジャポニスム(日本趣味)の作品となります。



この時代のバカラは日本の工芸品からインスピレーションを得て制作活動を行っていました。



彩色せずに彫刻のみで生き生きと表現することは高度な技術とセンスが要求されます。



蛇、昆虫、草花の盛り上げ部分がクリアなガラスで作られ、それ以外の部分はフロスト加工された白っぽいガラスで作製されており、凹凸がくっきりと分かり易く、非常に立体感のある仕上がりになっております。



アールヌーヴォー期の作品でグラヴュールの技術が非常に素晴らしいです。



台座は日本の竹をイメージした作りとなっており、全体的に和の雰囲気を漂わせる今回の作品に、とてもマッチしており、さすがバカラというところです。



ブロンズはホワイト、ブラウン、ゴールドの３色から選ぶことができました。



今回の作品はブラウンが組み合わされております。



底には当時のバカラの作品にみられるBACCARATの刻印が御座います。



ブロンズはつけ外し可能です。

趣を感じる希少な作品です。

【寸法】

高さ　約23cm



【状態】

口に後天的な傷みでは無い、底を平面にカットする際に生じた刃毀れは御座いますが、非常に美しい状態です。

(アンティークの御品です)