1969年。角川書店。#ラファイエット　。本の天、小口、地にシミ汚れあり(写真参照)。一番最後のページに破れあり(写真11、参照)。本のグラシン紙？のカバーは変色し、経年劣化が進んでいる(写真12、3、参照)。他にもここで指摘していない場所にもシミ汚れがあると思います。通読には支障はないです。

中古本だということを理解した上で購入してほしい。

※ 『クレーヴの奥方』（クレーヴのおくがた、La Princesse de Clèves）　ウィキペディアより

ラファイエット夫人(義兄がルイ14世)が書いた17世紀末のフランスの小説である。フランス文学史においては最初期の小説の一つであり、「恋愛心理小説の祖」とも言われる。
　1678年3月、匿名で出版された。16世紀のアンリ2世の王宮が舞台で、その時代をきわめて緻密に再現している。ヒロインほか数人を除く登場人物は実在の人物で、そこで起きる事件も歴史に忠実に展開される。フランス映画では、1961年にジャン・ドラノワが手掛けたほか、1999年以降、本作を原作に3度映画化されている。

※ 恋愛心理小説の祖とは？

この小説が最初の心理小説の一つであるだけでなく、最初のroman d'analyse（分析小説）として、『クレーヴの奥方』は、文学史の大きなターニング・ポイントとなった。
　それまで、広くロマン（小説）と呼ばれていたものは、主人公が困難に打ち勝って幸せな結婚をするという信じがたい話で、しかも、本筋とは関係ないサブプロット(主人公以外のキャラの物語)が無数にあり、長さも10巻 - 12巻もあるものだった。
　『クレーヴの奥方』が小説の歴史を変えたのは、何よりも、現実的なプロットとキャラクターの内面心理を表す内省的な言葉によってであった。
　その結果、17世紀末の出版当時、商業的に大変な成功をおさめた。「パリの外側」では、この本を手に入れるのに、何ヵ月も待たなければならなかったほどである。この本の著者が誰なのか、奥方はどうして夫に不倫感情を告白する気になったのかなど、さまざまな論争も起こった。

#ルイ14世