今年2024年に開催第51回目を迎えるダンロップフェニックストーナメント「DPT」は1974年に第一回大会が開催され、その記念すべき大会を当時のビッグ・ネーム『ジョニー・ミラー』が制して以来、タイガーウッズの3回出場(2大会連続優勝)をはじめとして沢山の名だたる世界の名プレーヤーが参戦して参りました。

　11回大会までは、トム・ワトソン、セベ・バレステロスと言う超ビッグネームを含む海外選手の優勝が続き、1985年の第12回大会にて、中島常幸選手が日本人選手として初優勝を遂げました。

　2008年の第35回記念大会にて、特設テント(マーキー)内のテーブルで友人とくつろいでいる時に、一人の海外選手が突然席に着いて話しかけてきました。その時は名前も知らない選手でしたが、「僕はこのあと必ず世界のトッププレイヤーになるからサインしといてあげる」とでも言ったのか、僕がテーブルに置いていた「第35回記念キャップ」に勝手にサインを始めてしまいました。驚きましたが、もちろん、拒否する訳もありません。お互いに「サンキュー！」とお礼を交わして、『意外な出会いの瞬間』は終わりました。

　その後大会パンフレットを調べて、前年に続いて出場したスウェーデン出身の『ヘンリク・ステンソン』選手と言うことが判明しました。

　ステンソン選手は、1999年にプロ転向し、主に欧州ツアーを中心に活躍し、2000年にチャレンジツアーで3勝し賞金王を獲得しました。

　2006年からアメリカPGAツアーにも参戦を開始し、2007年のアクセンチュア・マッチプレー選手権、大会前年度優勝者ジェフ・オギルビーを破って初優勝し、ここで米国ツアー初優勝を飾りました。その年に初めてDPTに出場した訳です。

　その後は優勝から遠ざかっていましたが、2009年のPGAツアープレーヤーズ選手権にて2年ぶりのツアー優勝を果たしました。

　極めつけは2016年の第145回全英オープン（ロイヤルトルーン）で最終日をメジャー大会最小スコアタイの63で回ってメジャー最多アンダーパータイの20アンダーでメジャー初優勝を果たし、同年8月のリオ・オリンピックではゴルフ競技男子で銀メダルを獲得しています。

　自宅保管で年数も16年経っていますので若干のシミありです。気になる方はご購入をお控えください。