ある日、女神が大学生 森里螢一の部屋にやってきました。 ベルダンディーと名のった彼女は、まさに優しく気高く美しく、螢 一はそれ はもう天にも昇るような気持ちで毎日が続きました。 それだけならよ かったのですが。

ベルダンディーに続いて姉妹までの部屋にきました。名前は、 姉がウルド、妹がスクルドといいます。 どちらもベルダンディーに似 て…………はいないのですが、 美しく魅力的な女神たちです。それだけな らよかったのですが。

彼女たちは女神の名にふさわしく、色々なちからを持っていて お

もに世界の調和や人々の幸福のためにそのちからを行使します。

問題は、きわめて魅力的な彼女たちはきわめて人間的で、その結果、

持つちからをきわめて個人的な理由で使ってしまいがちなことです。

これは、彼女たちが持つなかでは、スケールの小さい文字どおり小 さくなるちから、そのちからを使った。 女神さまとその仲間たちの物語です。

古書のため
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「ああっ女神さまっ 小っちゃいって事は便利だねっ」
藤島康介

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