NOCTURNAL MAJESTY - Orgiastic Trilogy (1999) Unisound Records

⚫︎オリジナル盤。廃盤
USR034 | バーコード無し


イタリア・フィレンツェの変則3ピースSymphonic Black Metal 唯一の作品。迷わずジャケ買い【名盤決定】そんな彼女はkey奏者のVehenia さん。

これは凄い。ジャケどおり。各楽器演奏を聴き分けたとしても何をやっているのか掴みきれない。軽くて薄っぺらなノイズと低音域おだんご状態。ある意味、魔界的。音のバランスの悪さミックス具合が堪らない。プリプロダクションがなってない、輪郭がない、音質が悪いとかのレベルではない。この謎過ぎるイコライジング、どうやって聴けば良いのか戸惑う。不安感半端ない二次元魔界サウンド。

喚き立てる発情ネコ型ヴォーカル、もはやメイン楽器として終始悲しく浮遊する耽美なkey、シャリシャリスカスカな大気と化している弦楽器、奥の方で微かに聴こえる何を叩いているのか分からない分かりたくもないドラム…。Emperor "In the Nightside〜" を勘違いして解釈した良い例。アトモスフェリック・サウンドとも強引に言えるが、それにしては気持ち悪い。謎空間も ④からどうにか音楽らしくなる。11分ちかくある大作 ⑤では音楽的方向性も見えてくる。ダンボール箱のバスドラをキックしているかのようなドラムは相変わらず埋もれているが若干聴きやすくなる。しかしラスト ⑥⑦は短いインスト曲で呆気なく終わってしまう。ネクロノミコン、サタニックバイブル、アストラルマジック関連の絵画・図案にインスパイアされたと言う歌詞の世界観には、この音像が合っているのかも。曲が良かったら The Bishop of Hexen の 1stアルバム的。イタリアン耽美なキーボードはいいい。もう 1作聴いてみたかった。ジャケ買いは間違いではなかった。今だったらネット確認の時点でアウト。裏ジャケに写るヴォーカル、ギター、ドラムを兼ねる Acharach は2008年に死去。


【インナー】状態良好
【ディスク】細かなキズ有り。再生問題無し
【プラケース】スレ・キズ有り

付着物・汚れは無し

即購入大歓迎。中古CDです。ご理解のうえでのお取引をよろしくお願いいたします