日本陸軍の昭5式下士官兵用水筒と携帯カップと被甲囊（防毒面収納袋)の実物品3点セットとなります。
バラ売り不可とさせて頂きます。
昭5式水筒は、未使用品では無く少し凹みや塗装のスレ剥がれが認められますが、比較的状態の良い品物です。
本体、底部に◇にサの刻印が認められます。
昭5式水筒は本来、下げ帯が革製ですが、本品は94式水筒と同様の綿布製のベルトが使われており、本体の塗装も濃緑色系の塗装となっております。
昭5式から94式への過渡期のタイプと推察され、蓋止めは94式水筒同様の締め革で作られ、各金具も全てアルミ材が使われております。
ベルト右側に検印がありますが、判読困難となっております。
ベルトも程度の良い状態です。

携帯カップは、アルマイト製の未使用に近い状態の良い品物ですが、経年による小さな凹み、すり傷が認められます。
官給品ではありませんが、戦争全般にわたり、兵士に個別に配布され愛用された品物です。
帯革や背嚢に挟んで携帯出来る様にカップ持ち手にストラップ様のアルマイト製金具が付いており、
ニギリ矢アルマイト
特許理研
会社マーク
が、カップ底部と共に2ケ所に
刻印されております。

被甲囊は状態の良い品物ではありません。
蓋止めと右側ベルト止めがゴム製のタイプで、経年による硬化と劣化が有り、金属部分にも劣化が認められます。
前面左側下部に記名用の白布が縫い付けられておりますが、取られており、数字様の文字が見られますが、判読困難です。右側底部に油汚れが有ります。
後面中央部に1ケ所穴が開いておりますが、周囲を補強縫いされており、破れ穴で無く便宜上故意に開けられた物と思われます。
他は、提げ帯や胴体装着用の帯紐も有り、袋部分も破れや欠品の無い品物で、資料としてオマケ程度の物とお考え下さい。
以上、本品物の説明をご理解頂きまして、本品物価値を認めて頂ける方のご購入をお待ち致します。