古伊万里色絵
金彩変形皿

江戸後期の古伊万里の色絵金彩の上手の菱形のお皿です。
秋の情景が情緒的に描かれ、思わず見とれてしまう日本画のようなお皿です。
余白のとりかたや構図も素晴らしく、陶工の感性に心を奪われてしまいます。
網代に編まれた竹垣のそばで可憐に咲き誇る小菊たちが、秋の深まりを華麗に演出し、金彩が装飾的に用いられ、このお皿をさらに印象深いものにしています。

周囲には吉祥紋様が見込みの絵を邪魔することなく色とりどりに描かれています。
松竹梅に竜図、青海波や唐草紋様は見ていても楽しいものです。松竹梅の松はどこに？　実は竹と梅の間にある窓の形を見てください。松の枝葉の形なんですね。頭の中にあるものすごい数の吉祥紋様がさまざまな構図でくり出されてくるのでしょう、これだけを見ても陶工のクリエイティブに感動せずにはいられません。

サイズ
タテ 137ミリ
ヨコ 159ミリ
高さ 42ミリ

とても良い状態です。キズなどはありません。経年による金彩などに若干のスレなどありますが、写真でご確認ください。

気に入って下さる方に。

古いものですから、ご理解を頂いた上でご検討よろしくお願いいたします。