一度読んだ程度です。

序章 日本の労働生産性が伸びない理由
・「職務に忠実で勤勉」が停滞の原因
・合理化が進み、安定志向がより強固に
・日本独自の強みを見出し生かす

第1章 「勤勉」はなぜ、日本人の美徳となったのか
・戦後の高度経済成長を可能にした勤勉さ
・なぜ日本で勤勉な文化が育まれたのか
・武士が大切にした「忠義」と「序列感覚」
・教育勅語によって広く社会に浸透した勤勉な精神
・戦後民主主義が果たした重要な役割
・日本の学校スポーツが社会に与えた影響
・日本人にとっての希望の光
・「体育会系人材」が好まれる日本

第2章 勤勉さが生み出す無自覚の「思考停止」
・「思考停止=何も考えない」ではない
・「現実起点でものごとを考えない」ことが大事
・新たな価値を創り上げるために欠かせない「役割意識」
・日本の会社の本質的で致命的な問題点「枠内思考」
・自分のキャリアを会社都合で決める日本人
・無意味なコンプライアンス研修が生まれる理由
・日本社会を衰退に導く無自覚な「閉じる場」
・〝思考停止の儀式〞を育んできた日本の公教育
・「枠内思考⇒閉じる場⇒枠内思考」という悪循環を断ち切る

第3章 自分で判断する力を育む「軸思考」
・トヨタは「軸を共有している金太郎あめ」
・意味や目的、価値を考え抜くのが「軸思考」
・軸として機能する枠も存在する
・指示を枠ではなく軸として捉える
・軸とは思考姿勢であり、判断基準でもある
・「めざすものを持った生き方を志向する」
・「タテマエよりも事実・実態を優先する」
・「当事者としての姿勢を持つ」
・「常に意味や目的、価値を考え続ける」
・「拓かれた仮説にしておく」
・「めざすもの起点で考える」
・「衆知を集めて担当責任者が決める」
・大切なのは「自分なりの軸を鍛えていくこと」

第4章 新たな価値を生み出していく「拓く場」
・仲間とともに「拓く問い」と向き合う
・「拓く場」は忌憚のない意見を交わし合う場
・「拓く場」から新たな価値を生み出すための勘どころ
・「仲のよいケンカ」ができる関係が理想
・仲間とのよい関係をつくる上で大切なこと
・考えることのできる時間の余裕をつくる方法
・新たに生み出す価値の大きさで、費やす労力や時間を決める
・問題を抱えている自分だからこそ、進化できる
・未来を切り拓いていくことを可能にする「考える力」