アメリカの写真家　ヴォーン・シルズの作品「Beyond Words」です。

スミソニアン美術館他数多くの公的コレクションにも収蔵されているアーティストの真作です。
数年前のオークションでは同シリーズが最低1000$〜の価格で落札されています。
限定10部。
とても素敵な作品で気に入っていますが、飾る場所がないため出品いたします。

額のサイズは60cmW×72cmHです。
素人の採寸のため多少の誤差はご容赦ください。
額に多少のスレあり。作品自体は綺麗な状態です。
人の手に渡ったものですので、気になる方はご遠慮ください。
コンランショップのタグお借りします。

以下サイトより作品詳細です。

私は自然界から一つ一つ物を選び、見つけ、掘り出し、保存してきました。リスの骨格、一本の長い根から芽を出したポプラの若木、森の地面に転がる割れた卵の殻などです。これらは、祖父母が毎年夏に訪れていたプリンスエドワード島の土地から持ち帰ったり、もらったりしたものです。今はそこにコテージがあります。私がこれらの物を選ぶのは、その並外れた美しさと、生と死の神秘を秘めているように思えるからです。

我が家の1932年版オックスフォード英語辞典は、知識を与え、謎を解くと約束して私を魅了します。しかし、魅惑的で、私を次の単語へと導いてくれるものの、この使い込まれた本は私を失望させます。言葉は不完全です。リスの骨格の奇跡的な存在、鳥の巣の複雑さ、蛾の繊細さを伝えるには不十分です。l、u、p、in、eの6つの文字は、背の高い茎を持つ紫、ピンク、黄色、白の花を咲かせる多年草を表しています。その掌状の葉はほこりっぽい灰緑色から茶色に変わり、8月中旬には毛深い種子鞘に変わり、午後遅くの太陽を叙情的に和らげます。「ルピナス」という言葉は、私が見て愛するものを伝えませんが、私の長い言葉の羅列でも同じです。言葉では、本の美しさを表現することすらできません。

それでも、私には言葉が必要です。言葉は重要です。言葉は私が見るものに名前をつけ、色、形、動作、属性を説明します。ですから、私は自分の写真で、言葉そのものの魅力と美しさを表現したいのです。

ヴォーン・シルズ

写真は4x5のポラロイドネガから作られ、アーカイブアイリスプリントです。展示または購入可能です。25
x 20インチ、限定版10枚