ブルックナー　　6枚組

disc 1

①交響曲第4番変ホ長調 WAB.104『ロマンティック』

　録音1963年9月

disc 2

②交響曲第5番変ロ長調 WAB.105

　録音1967年3月

disc 3

③交響曲第7番ホ長調 WAB.107

　録音1960年6月

disc 4～5

④交響曲第8番ハ短調 WAB.108

　録音1970年10月、11月

⑤交響曲第6番イ長調 WAB.106

　録音1964年11月

disc 6

⑥交響曲第9番二短調 WAB.109

　録音1970年2月



指揮：オットー・クレンペラー

フィルハーモニア管弦楽団①③

ニュー・フィルハーモニア管弦楽団②④⑤⑥



クレンペラーがEMIに残したブルックナーの６曲の交響曲のステレオ録音をまとめて収録したお買い得のBOXです。なるほどとうならせるほどその解釈の必然性が感じられる立派な演奏です。ずっしりとしたその存在感は他に類のないものです。クレンペラー独特の解釈もあり、他の演奏に親しんでおられる方にも一聴の価値があります。



重厚長大な交響曲と言えば、ブルックナーとマーラーですが、どちらも得意にしている指揮者は意外に少ない。クレンペラーはその稀有な指揮者の一人。テンポを動かさず、音楽全体の音響構造をじっくりと、冷静に聞かせるクレンペラーのブルックナーは独特な魅力をもっています。木管楽器を固い音色で前面に浮き立たせることで、木管、金管、弦の音色の対象がはっきりとし、全体の透明感が増す。このような音響構造の設計も、クレンペラーは独特である。ブルックナーの音楽がとても「知的」なものであることを発見させられる。 1960年代の録音だが、このようなクレンペラーの音響構造の設計がみごとに捉えられている。この時代のEMIの技術の高さに驚かされる。



一貫してテンポは重く壮大なスケールで描かれています。同時にダイナミックレンジも幅広くとられており、最初から最後まで濃厚なブルックナーの世界を楽しむことができるので充分なくらいに満足できます。正直ここまで芯が太い演奏は中々巡り合えない気がします。



輸入盤、盤面傷無し　41

外箱のわずかなすれ以外は新品に近い美品です



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